スマホひとつで、SNS、動画、WEBサイトと、世界中のさまざまな情報に触れることができます。
こうした時代に、書籍の価値とは何でしょうか?
インターネットで得られる情報は、ものすごい速さと量で、日々流れていきます。
この速さと量こそが、ネット情報の魅力です。
しかし、我々の人生をよりよくしていくための情報を、つかみとれているでしょうか?
こうした日々流れていく情報を「フロー情報」といいます。
ネット情報だけでなく、新聞やテレビの情報も同様にフローです。
いっぽう、ひとつの視点で蓄積された情報は「ストック情報」です。
著者が、これまでの経験や先達の知恵を、テーマに沿って蓄積した情報、これが「書籍」なのです。
フロー情報とストック情報、一方がよく一方が悪い、ではありません。
それぞれ性質の違いを理解し、バランスよく触れることが重要です。
今後、フロー情報の速さと量が増えていけば増えるほど、蓄積されたゆるぎないストック情報を人は求める――。
現代書林はそう考えます。